昭和57年、私は思いがけず、すばらしいチャンスに恵まれました。ヌーベルエステティックジャポンの研修ツアーに、先生のグループの一員として参加し、エステティックの本場フランスのベルサイユで開かれた「エステティック国際見本市」に行くことができたのです。私たちのグループは、私を含め十数名の参加でした。私にとってこの10日間の研修は、あらゆる意味で大変実りの多いものでした。私は幼児期に小児結核や腎臓を患ったため、腺病質で風邪をひきやすく、風邪をひくとすぐに扁桃腺がはれて、たびたび食事ができなくなるようなひ弱な子供でした。学校での勉強にしろ、体育にしろ、何かちょっと無理をするとすぐ熱を出すので、「勉強なんかしなくていい。元気でいてくれるだけでいい」といわれながら育ったのでした。そのような子供の頃の体質が尾を引いているのでしょうか、大人になってからも何かに夢中になって閉塞状態に陥ると、体がブレーキをかけてくれるのか、入院を余儀なくされるような大病をするのでした。この頃もちょうどそんな時期だったのです。
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