ビジネスマンの世界では、アポイントメントの時間に遅れることが、致命的な取引の損失につながることは少なくない。営業マンなどは、時間に遅れることは、得意先をひとつ減らすことだと教えられる。ところが、「時は金」の世界に住むこのビジネス戦士に応募しながら、その試験場に遅れてやってくる人が多いのには驚かされる。就職試験では、会社によって、それぞれが会場に到着した時刻を記録するところがあって、これには、最初から何分前に来るかで。入社意欲をはかろうとする意図が込められている。この到着時間は「何分前」という形で面接官に報告されて、面接の基礎データになるのだが、こうした会社の採用試験では、わずか五分でも遅れてしまえば、ほぼ合格の可能性は失われてしまうと思っていい。こうした会社に限らず、企業の採用試験に遅刻は禁物だが、これが早い分には、逆に大いに評価される。遅れまいとして早めに家を出る、という姿勢は、ビジネスマンのマナーにかなっているし、何より入社への意欲と熱意のあらわれと見られるからだ。
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