先入観をくつがえす上等品

2011-01-11

“日常茶飯”にこそ贅沢をしたい、というYさんに紹介していただくのは3品。まずは日常の嗜好品としてのお茶。今気に入っているのが、「丸八製茶場」の『加賀棒茶』である。茶の茎を使ったほうじ茶を加賀では「棒茶」と呼ぶ。一般的には安いお茶と思われているが、これはそんな先入観をくつがえす上等品。もともとは、ほうじ茶がお好きだった昭和天皇が加賀にお出でになったとき、差し上げるために開発されたものという。「おだやかな甘みとほんのりした香り。刺激的な要素がまったくない。僕は夜寝る前にいただきます。音楽を聴くときにもいい。これはお茶のノクターン(夜想曲)、安息のお茶ですね」

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