2001年から今に至るこの時代のポイントは、「住宅性能表示制度」です。1998年の建築基準法で住宅の性能を規定化することが盛り込まれ、翌99年に「住宅品質確保促進法(品確法)」が成立しました。特に、住宅性能表示制度を創設したことが、マンションの基本性能を底上げする役割を果たすことになったのです。これまで明確になっていなかった「住宅の性能」に着目して、一般の人がわかるような共通ルールを明示にしたのが、住宅性能表示制度です。すべてのマンションで、表示が義務づけられたわけではありません。それでも、業界全体で共通ルールを意識した、性能の高いマンション造りをするようになったことに、大きな意味があります。性能のよさを売りにする。一部のマンションだけでなく、どのマンションでも基本性能が向上したと考えられるのです。