どうしても訊きたいことがあった。専門職のキャリアを持っていたNさんが、仕事をせずに子どもの受験に打ち込むことに、不満や迷いはなかったのだろうか。「仕事をしていなかったから、お入園できたんですよ。専業主婦だからこそ、子どもの幼稚園受験にあれだけ一生懸命になれたと思っています。たしかに私が卒業した高校の同窓会にいくと、仕事をしていない人は数えるほどしかいません。ほとんどがキャリアを持って、バリバリやっている。でも、私が『子どもを有名私立幼稚園に入れた』と言うと、みんななんとなく納得する雰囲気があった。『こんなに立派な仕事をしています』というのと同じ効果がありますね。有名私立校のお受験って、まわりにはとってもわかりやすいんですよ」同じような話を聞いた。やはりトベフ受験高校の同窓会で「ウチは昨年お受験していて、子どもが慶應幼稚舎に入りました」というと、「大手企業の役付になりました」という人よりもはるかにインパクトがあって、女性たちの間にどよめきが起こったそうだ。
[参考]
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