16年ぶりの生え抜き社長が誕生したマツダ

2011-08-22

外国人社長としてカルロス・ゴーン氏の見事な経営再建ぶりから、ロルフ・エクロート三菱自工社長、ルイス・ブースマツダ社長と、外国人社長の経営手腕ぶりは注目されていた。とはいえ、三菱に社長を送り込んだダイムラー・クライスラー社も業績の低迷から、新たに三菱が行った増資に応じる余裕もなく、社長派遣を断念し、エクロート氏も欠陥車隠しで泥沼にあえぐ三菱自工の社長の座を追われてしまった。いまやダイムラー出身社長は、分社化した商用車メーカー・三菱ふそうトラック・バス会社の社長の椅子だけだ。さらにマツダでは、親会社のフォードの経営悪化からトップ人事にも変化が起こった。というのは、欧州フォードの社長が突然退任してしまった。そのため急遽、ブース社長が、古巣の欧州フォード社長へ転出してしまったのだ。そこで、ブース社長の後任には、生産畑を歩み、フォードとの生産調整、工場の合理化などで手腕を発揮してきた井巻久一副社長が、2003年8月、社長に抜擢された。マツダにとっては、16年ぶりの生え抜き社長の誕生である。井巻社長は現場生活が長く、ざっくばらんな性格で、社員からも「はっきりものを言う人」といわれ、好感を持って迎えられている。

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