喜多方へまた来よう

2012-01-14

国道252号も、柳津辺りになるといくらか車も増えてくるが、傍らには鷹揚なる会津の民家が点在している。豪雪に耐える魚沼の民家とはまた違う、造りである。ゆったり大柄なのはいっしょだが、さらにのんきな感じなのである。そうした民家が蕎麦畑の白い花の海に浮かんでいるところを見るにつけ、無事にここまで来れたことが有難い。会津坂下で、国道49号に合流する。合流点のコンビニで、軽く食べる。本当はもっとのどかな道を選びたいのだが、先の予定を考えて、ここはしばらく忍耐。

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トラックも行き交う幹線国道につき合い、上口という交差点を左折して県道を北上する。すぐに交通量は減る。喜多方へ向かう道なのだ。開けた田園が気持ちよく、寄り道も少しはしたが、胃袋が待っているものがある。喜多方の駅前に達しだのは、15時。距離60km。16時11分発の列車に乗らないと、静岡までの輪行のリレーが最終便になってしまう。私の輪行には20分ほどかかるので、ともかく駅のすぐそばの、派手ではないラーメン屋に入る。それはもう、喜多方なんだから、手打ちラーメンである。ここのおかみさんも旅人に親切な入らしく、残念だけど今日は市内を見て回る余裕もなくてね、と話せば、じゃあまた来るといいね、近くに素泊まりで安い宿もあるよと教えてくれる。そうだ、また来なくては。喜多方の夏の終わりには、何かどこか喩えようもなく、懐かしい光の匂いがある。お世辞でなく、手打ちラーメンはとても旨かった。沁みた。チャーシューにも力がある。