いまの時代の男たちが、新妻の失態、暴言を許していることは私の周囲では常識だ。太陽が西から昇っても笑っているわけだ。だが、男は、おばさんが大嫌いなことをお教えしておく。男には、社会性がある。仕事をしているうちは、常に社会を気にしている。周囲に気を配っているわけだ。無神経な男もいるが、基本的には、とくに同胞たる同性の男たちには神経を尖らせている。また、エレベーターでの出来事を例にしよう。ある男が、私か乗っているエレベーターの中で、ボタンの部分に寄りかかって、降りない階のボタンをいっぱい押してしまった。男は、恐縮して、エレベーターの中にいる人たちに平謝り。私は、「べつに急ぎませんから」と言うと、他の男たちも頷いていた。それとまったく同じ光景をおばさんで見たことがある。おばさんが、ハンドバッグで、他の階のボタンを押しまくってしまったのだ。すると、そのおばさんは、笑い、謝る様子はない。なぜなら、社会性が欠落しているからなのである。自分が社会人で、日本という国に、皆で住んでいることを忘却しているのだ。だから、街中で迷惑をかけているものだ。男たちは、それに憤慨している。